ゲームに人生をかけることは可能なのだろうか?

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ゲームをずっとプレイする人生を送ることはできるのか?

こんにちは、decimalです。

人生を成功する方法として自分が本当に好きなことを突き詰めることだという意見があります。

この意見は結構ポピュラーなものでありスティーブ・ジョブズを筆頭に色々な成功者も言及しています。

自分が好きなことに打ち込むことは素晴らしいことです。勉強、仕事(出世)、芸術、スポーツ、筋トレなどなど。

そもそも自分の好きなことがある時点ですごいことです。私はやりたいことが最初からあったのですが、他の人に意見を聞いてみると意外と自分の好きなことは特にないという人はいます。

自分の好きなことがある人はそちらに全力を注ぐのが人生の最適解になるのですが、ゲームを一生プレイするにはプロゲーマーになる以外にも選択肢があります。

中高生の皆さんがゲームが好きだという理由でプロゲーマーを目指すというのは早計で、それこそ人生遠回りしてしまう選択をしてほしくないので、別の考え方を提案させてください。

先に結論を言ってしまうと、20代30代のうちにサラリーマンで働いて生涯のお金を稼ぎ切ることが汎用性が高くおススメです!

これからゲームが好きだということでプロゲーマーを目指す際に考えないといけない事を解説します。

ゲームというものはそもそも面白くなるよう会社レベルで作成されたもの

ゲームは会社レベルで人が熱中するもの・中毒になるものを何年もかけて作成しています。

つまりゲームが面白いと思うことは当然であるということです。

別の例も考えてみましょう。

筋トレはどうでしょうか?筋トレは継続することは大変です。大多数の方はダイエットしたい、おなかを引っ込めたいと思っていても続けられないと思います。

芸術やスポーツはどうでしょうか?

スポーツは学生時代に仲間と切磋琢磨しつつ健康にもよいですが環境が変わると続けられなくなるパターンが多いです。ただ土日も自主練をするほどのモチベーションを維持するのは大変でしょう。

芸術も吹奏楽や合唱など基本的に多人数で頑張るものが多いので内容はスポーツと同じです。

一方ゲームは一日の稼働時間をすべてゲームに捧げたとしても苦痛に感じない人は結構いるはずです。

それは何千時間もずっと楽しめるゲームを作れるようにサイゲームズ、任天堂やスクウェア・エニックスなど日本の大企業が多くの資金を投入して作成しているからです。

つまりゲームを一日12時間できるなんてことは別に特別なことではないということです

ゲームを一生できるからプロゲーマーになるという発想は危険ということです。

ほかにも同じようなジャンルがあります。

SNS、スマホゲームです。こちらも特に意味はなくダラダラと時間を使ってしまう代表格です。

暇さえあればダラダラと携帯を触ってしまう人が多いのは想像に難くないです。

世の中には一時的な快楽で時間をダラダラと使えるものが存在します。

ゲームもその一部です。現在は配信が流行っていたりeスポーツ専門学校ができたりとゲームの地位が高まってきています。

しかしゲームというものは付き合い方を考えないと人生を台無しにしてしまうほどの魔力があります。

ゲームに人生をかけるとは?

ゲームに人生をかけるプランとしてプロゲーマーになるかストリーマーになるかがすぐ思い浮かぶのでその二点について考察します。

プロゲーマーになるとは?

プロゲーマーになるとは誰かからスポンサードしてもらい生計を立てていくことと考えます。

誰かにスポンサードしてもらうためには自分に価値があると宣伝する必要があります。

ゲームに関することだけで第三者の方から出資してもらえるほどの成果を出すのはかなり大変です。

ただゲームがうまいだけでは足りないでしょう。なぜならば今の時代ゲームの最高ランクに到達している人は特に珍しい存在でもないからです。

今ゲームの能力で宣伝するためにはシンプルに世界一の実力を維持し続ける能力がなければ厳しいと思います。サラリーマンで稼ぐお金を選手になることで稼げると考えるとそれぐらい厳しくてもおかしくはないでしょう。

またプロゲーマーになるということは自分が所属するチーム、会社の事を見定める能力やプレゼン能力も必要になるのでただゲームをしているだけでなんとかなる職業でもないです。

ストリーマーになるとは?

ストリーマーになるとはyoutubeやtwitchといった配信プラットフォームで配信し広告収入で稼ぐ方法です。

コロナ禍になりテレワークが世の中に浸透した結果、動画を見る人が増えたため需要が増えました。

コロナ禍最初期はFPSがストリーマーに取り上げられて非常に人気でした。

ストリートファイター6が発売されてからは格闘ゲームもストリーマーに評価され、格闘ゲームというジャンルがゴールドラッシュ状態となっています。

実際自分で配信するとなると、なんのスキルを持たずに配信をしても全然人が集まりません。自分がそのゲームで世界1位でもない限り最初から人が集まることはないでしょう。

最初はコメントも視聴者もいないところで独り言のようにずっとしゃべり続ける必要があり、その現実に耐えられるかどうかが最初の壁になります。

最初は人がいないことが当たり前である、ということを理解しているかどうかで気の持ちようが変わってくるので知っておくべきです。

第三の選択肢、経済的自由(FIRE)を目指す

プロゲーマーになるのもストリーマーになるのも、たとえ実力があったとしても運が必要になってきます。

ゲームだけをプレイする生き方は一握りの人間しかできないのでしょうか?

考え方を変えてみるともう一つの選択肢が浮かび上がります。

20代30代のうちに生涯で必要なお金を貯め切って仕事をやめ、余った時間でひたすらゲームをするというものです。

人生一度労働者になってしまうと定年まで働き続けなければならないと思い込んでいる方は結構いらっしゃるのでしょうか?

私も一度社会に出るとずっと働き続けなければならないと思い込んでいました。

しかしお金の勉強をしてみると、結婚や車を持たないなどある程度人生の制約をかければ30代前半あたりで生涯に必要なお金を稼ぎ切れることに気づきました。

本記事はゲームに人生をかけることは可能かどうかという趣旨なので下記内容はざっくり解説します。

人生で知らずに一番後悔したこと、インデックス投資

一番影響力があったのはインデックス投資です。

投資は怖いイメージがあります。日本が昔バブルがはじけたせいで投資=怖いものという先入観があるからだと考えます。

しかしインデックス投資でS&P500指数に投資していれば1950年~2020年の間で15年以上投資をするとどの時期に投資していても必ずプラスになっていたデータがありました。

リーマンショックのような暴落が何度かあったにも関わらず必ずプラスになっているのです。

投資は時間という対価を払ってお金が増えていきます。15年以上長期投資をすれば必ずプラスになっていた理由はそこにあります。

インデックス投資は15年以上続けていれば歴史上必ずプラスになっていることはわかりました。

ただ実際いくらお金を稼げば働かなくてよい状態になるのでしょうか?

よく言われている理論として4%ルールというものがあります。

4%ルールとは?

4%ルールは、年間支出の25倍の資産があれば年利4%の運用をすれば資産は減らないよね?という考え方です。

年120万円で生活できるとしたら、生活費120万円×25倍の3000万円を投資で資産運用すれば平均で年120万円以上稼げるので理論上自分のお金は全く減っていないという話です。

つまり私たちが稼ぐべきお金の額は毎年の生活費×25倍の額になります。

生活費によってどれぐらいお金が必要かを箇条書きで示します。

  • 生活費月10万:年120万×25倍=3000万
  • 生活費月15万:年180万×25倍=4500万
  • 生活費月20万:年240万×25倍=6000万

自分の生活費を洗い出せたら資産運用シミュレーションのサイトで目標金額を設定して考えてみます。

参考にみんかぶの資産運用シミュレーションサイトのリンクを張ります。

みんかぶ:資産運用シミュレーション

シミュレーションをしてみると、月12万円を20年間4%の利回りで運用すると4500万円に到達することがわかります。

生活費が月10万で済むならば3000万円稼げばよく、その場合は月8万円を20年投資すればよいです。

人生ゲームしかしなくてよいという覚悟を決めている人ならば生活費を切り詰めることも可能でしょう。実際私も家賃を支払いつつ月10万円以内で生活できています。

最初の初任給では月12万を捻出するのはきついかもしれませんが20年の長期で考えた場合給料は上がるはずなので加速度的に楽になるでしょう。

まとめ

20代30代のうちにお金を稼いで毎年12万以上投資をすれば40歳になるころには働かなくていいぐらいの資産を作ることが理論上できるという話をさせていただきました。

この方法をすると結婚や車、マイホームといった人生の花形を買えない状態になってしまう可能性が高まりますが、ここまでやり切ってしまえばだれでも人生一生ゲームだけして生きる道が見えてきます。

またこの考え方は一生ゲームするだけでなく、一生音楽する、芸術するなどいろいろなパターンに置き換えて考えることもできます。

何かを極めるためにその職業のプロになるしかないという極論の考えを実行する前に、それよりはマイルドな投資で資産を若いうちから作ってしまうプランも考えてみてはいかがでしょうか?

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