こんにちは、decimalです。
つい最近、ミスをしていたにも関わらず絶対謝らず自分には一切日がないと思い込んでいる部下がいました。
本記事では非を認めない人とどう付き合うのが良いかを解説します。
非を認めない人の特徴とは？
1.動物の本能によるもの
非を認めないのは人間の本能によるもので、無意識に非を認めず対応している可能性があります。
人間には防衛機制と呼ばれる、ストレスや不安を減少させるために無意識的に使われる心理的な傾向があります。
防衛機制のうち否認と呼ばれる行動をしています。
否認は、現実の一部またはすべてを無視することで、心理的な苦痛を回避する行動です。
私は仕事をミスしていると認めていないので、ミスではないですということですね。
私が悪いです、と実際に自分の口で言うのは難しいと思っていたのですが、それは心の本能によるものなのですね。
くだらない口喧嘩をして、後から自分が悪いと思ってもなかなか言い出せない現象も心の本能からくるものなのでしょう。
2.プライドが高い
非を認めることは、自己評価に対する脅威となることがあります。
自分のミスや欠点を認めることで、自尊心が傷つくのを避けるため、非を認めない行動をとることがあります。
特に自己評価が不安定な人や、極端に高い自己評価を持つ人は、非を認めることが困難です。
要はプライドが高くて自分が悪いと言えないタイプの人ですね。
プライドが高い人は「自分が悪いと絶対に言いたくない」からこそ頑張れる特性があるので、私が悪いですとは言いにくいのでしょう。
プライドが高い人は自分の弱みを人に見せたくないですからね。
3.パーソナリティ特性
一定のパーソナリティ特性が非を認めない行動と関連しています。
例えば、自己中心的、自己愛的（ナルシシスティック）、攻撃的、人に依存しがちといった特性を持つ人々は、火を認めにくい傾向があります。
自己中心的の感覚が私にはわからなかったので調べてみました。
自己中心的な特性とは？
自己中心的な特性は、自分自身の欲求や感情を第一に優先する傾向があります。
以下のような特徴があります。
- 他人の意見を尊重しない:自分の意見や感情を優先し、他人の意見を無視することが多いです。
- 共感の欠如:他人の感情や状況を理解しようとせず、共感力が低いです。
- 自己主張が強い:自分の意見や要求を他人に押し付ける傾向があります。
- 感謝の気持ちを表現しない:他人からの行為や援助を当然のように受け取り、感謝の気持ちを示さないことが多いです。
- 他人を利用する:自分の目的を達成するために他人を利用することがあります。
- 謝罪が苦手:自分の過ちを認めて謝ることが難しいです。
特徴に謝罪が苦手とガッツリ書いてあります。
自分が一番優先事項が高いため、他人の時間を考慮せず、遅刻したり、会話中に割って入って自分の話したいことだけ話すことをされた経験があります。
自分が一番なので、謝罪なんかしてしまうと自分が一番じゃなくなるから謝罪できないのでしょう。
自己中心的な特性になる原因は以下の理由が考えられます。
- 過保護で育てられるor親からの愛情不足
- 自己評価が高すぎて他人を信用できない
- 共感力がなく相手の立場に立って考えられない
- 自分に余裕がなく、他人を気遣う余裕がない
4.非を認めると色々と不都合だと考えているから
自分が悪いと非を認めると大きな問題になると考えているからです。
例えば相手との関係が悪化したり、仕事上キャリアに問題が出たり、失敗を認めるとあいつは失敗したと一生言われ続ける環境にいるなどです。
例えると、非を認めて罪を背負うとなると数千万、億レベルの負債を抱えることになり、悪いとわかりつつも罪を認めてとんでもない借金を背負うよりはマシだと考えることでしょうか。
実際とんでもないミスをしてしまったときは犯してしまったミスを隠したいと考えてしまいがちです。
非を認めない人間との付き合い方
非を認めない人間の特徴は理解しました。
それでは非を認めない人と関わらないといけなくなった時、どう対応するのが良いのでしょうか？
1.忍耐強さと理解を持つ
上記で説明した非を認めない人の特徴を理解し、この人は非を認めない人なんだな、と大人の心をもって接します。
結局非を認めない人を変えることはできないじゃないか！と思うかもしれませんが、他人を変えることは難しいです。相手を変える努力は現実的ではありません。
まして相手の性格がプライドが高かったり、自己中心的な人間の可能性が高いなら性格を変えるのは本人の気付きがない限り無理でしょう。
非を認めない人なんだなと一線引いて関わると心は結構楽になります。
2.できる限り関わらないようにする
人を変えることは難しいです。
もし相手が自己中心的な特性を持っている場合、延々と自分語りを聞かされる可能性もあります。
大人の対応で対応していてもノーダメージにはならないので、関わらなくてよいならば距離を開けるのが得策です。
心理学で人と人との接触回数が多いと相手に好意を持ってしまうので、関わりが少なくなれば自ずと関わることが少なくなります。
3.直接的にミスを指摘せず、その人が犯したミスのせいで何が起きたかを説明する
それってミスですよね？と理詰めかつ正論で反論してしまうのは相手の精神に不要にダメージを与えてしまい無駄に関係が悪くなる可能性があるので最善ではないです。
ミスをしたというのではなく、あなたが○○した結果、誰に迷惑をかけてしまったのか？どうしたらよかったのか？と問題解決をする姿勢を見せるのも一つの手です。
あなたはおかしいですと言ってしまうと相手は非を認めない行動を起こします。
ミスを明示的に指摘せず、○○した結果こうなったという事実を伝えて、どう対応するのが良かったのかを議論する方向で話すのも手です。
そうすると相手はごめんなさいと言わないものの、自分の悪かったところと向き合う話ができる可能性があります。
相手のプライドを傷つけないことも大人の対応と言えるでしょう。
番外編:非を認めない人が許せない=自分が正義感が強い可能性がある
この記事を見てくださっている人は非を認めない人に対してストレスを抱えている人もいると思います。
逆転の発想ですが、非を認めない人に対してムカついているということは、あなたの正義感が強いのでは？と推察できます。
自分が強い正義感を持つ人間ならば、非を認めない人間、つまり不正を犯している人に対して憤りを感じるはずです。
自分が強い正義感があるからより多くのストレスを感じているのです。
正義感は良いことに聞こえる気がしますが、間違ったことが許せない=こうあるべきだという固定概念が強いという証明でもあります。
正義感を直す必要はありませんが、現実社会では適当な人間、言われたことを守れない人間は想像以上に存在しています。
正義感を持っていると世の中生きづらいことが多いです。
自分が正義感を持っていると認識し、今許せない気持ちになっているんだと自分の心の動きを客観的に見れるようになると心の負担は少し減るはずです。
正義感について私が執筆した記事があるので合わせてご覧ください。
まとめ
- 非を認めない人はプライドが高い、自己中心的な性格の可能性が高い。
- ミスを指摘する際は、直接指摘せず、起きた結果に対してどうしたらよかったのかを考えるように促す。
- 他人を変えることは難しいので、変に正義感をもって強制しようとせず、できるだけ関わらないようにする。
今回は火を認めない人はどういった人間なのか？を調査しました。
結局こちらが大人の対応をしなければならないことになりますが、非を認めない人のせいでこちらがストレスを抱え込むのもアホらしいので、上手に対処する方法を知っておきましょう。
手を焼く人にどう対処するか？
それができるだけで、あなたはできる人間に成長しています。
