子供の時、親や学校で正直でありなさいと教育を受けた方は多いと思います。
正直者であることは長い目で見れば相手から信頼を得られるのですが、正直者という性格は万能ではありません。
自分が正直者であることを他人に利用され、いいように使い捨てられてしまう可能性もあります。
本記事では正直者とはどのような特徴があるのか?どういった場合に損をするのか?について解説します。
正直者のメリットとは?
信頼を得やすい
正直な人は、他人から信頼されやすいです。
自分の考えや意見を素直に表現することで、相手は安心感を持ち、長期的な人間関係の基盤を築くことができます。
なぜ信頼を得やすいのか深掘りしてみましょう。
一貫性がある行動
正直な人は、言葉と行動に一貫性があります。彼らは常に自分の考えや感情を正直に表現するため、他人はその人が何を考え、どう行動するかを予測しやすくなります。
この一貫性がある行動は、他人に安心感を与え、「この人は信用できる」と感じさせます。
例えば、仕事での約束や締め切りを正直に守る人は、「次も約束を守るだろう」と周囲から期待され、信頼されやすくなります。
その人が何をするのかある程度予想がつくことは信頼に足る行動なのですね。
誠実なコミュニケーション
正直な人は、相手に対してオープンで誠実なコミュニケーションを行います。
これは、誤解や誤った期待を生まないため、長期的な信頼関係を築くのに役立ちます。
たとえば、困難な話題やネガティブなフィードバックを避けずに、丁寧かつ率直に伝えることで、相手は「この人は隠し事をしない、誠実だ」と感じることができます。
透明性が高い
正直な人は、自分の意図や動機を隠さないため、周囲の人々はその人の行動や意見の背景を理解しやすくなります。
透明性が高いことで、他人からの信頼を得やすくなります。
たとえば、ビジネスの場面で、正直に自分の戦略や課題を共有するリーダーは、チームメンバーから信頼を集め、協力を得ることができます。
正直者であるということは、ウソをつかないだけでなく、自分が何をするのか、するつもりなのかを相手にわかるようにしているのですね。
私の体験談でも仕事においてこの人が何をしているのかが分かる方が信頼できるし、スケジュールも立てやすいため助かるので大事なことだと感じます。
誤解を防ぐ
正直さは、誤解や疑念を未然に防ぐ効果があります。
正直でいることで、相手に自分の本心を明確に伝えられるため、相手は無駄な疑念や不信感を抱くことが少なくなります。
これにより、コミュニケーションがスムーズになり、関係がより強固になります。
人生において誤解されることは非常に多いです。
変な誤解をかけられそうになっても自分が正直であれば、あの人はそんなことしなさそうだなと思われそうなのもよいことでしょう。
ただ、正直者であると誤解されていることを見つけた時、不正と感じて必要以上にストレスを感じたり是正しなければと躍起になってしまいがちなので注意してください。
長期的な関係の強化
正直でいることは、長期的な信頼関係を築くための基盤となります。
短期的には正直さが不利に働く場合もありますが、長い目で見れば、正直であることで生まれる信頼が、より強固で長続きする人間関係を築く助けとなります。
例えば、ビジネスパートナーや友人との関係で、どんな状況でも正直であることで、長い間変わらない信頼を得ることができます。
信頼の連鎖効果
正直である人は、周囲にポジティブな影響を与えることが多いです。
彼らの誠実さや透明性は、周りの人々にも同様の行動を促すため、全体的な信頼のレベルが向上します。
例えば、正直なリーダーがいるチームでは、そのリーダーの行動を模範として、他のメンバーもよりオープンで誠実なコミュニケーションを取るようになります。
人間は環境の影響を受けやすいとされています。
正直者が周りに多いと、正直者が多い環境にいるということになるため、みんなが正直者になりやすいです。
ストレスが少ない
正直でいることで、自分の感情や意見を隠す必要がなくなり、ストレスが減ります。
無理をして嘘をついたり、自分を偽ったりする必要がないため、精神的に安定しやすいです。
逆に言えば相手の気持ちを考えずズケズケと言ってしまいがちになるのでその気質がある人は相手の顔色を見て嫌な顔をしていないか気を付けたほうが良いでしょう。
使い方を間違えるとまあまあなデメリットになりえます。
自己成長に繋がる
正直でいることで、フィードバックを素直に受け入れることができ、自分の短所や改善点を把握しやすくなります。
これにより、自己成長や学びの機会が増えます。
私の体験談でもフィードバックを素直に受け入れることは基本的に良いことだと感じています。
相手が教えてくれたことを素直にそのままやると、相手もこの人はやる気があるんだなと感じてもらえます。
教えてくれたことをやった時に思った疑問を相手にぶつけるとなおよいです。
道徳的な安心感
正直でいることは、道徳的な安心感を得る助けとなります。
自分の価値観や倫理観に従って行動することで、自己肯定感が高まり、充実感を得ることができます。
逆の意見を書くと、一度道徳的な価値観を身に着けてしまうと、道徳的でないことをしようとした際、ものすごく気持ち悪い感覚に襲われます。
この感覚に抗えないため馬鹿正直に生きてしまう人が一定数いると考えています。
良好なコミュニケーション
正直であることで、相手とのコミュニケーションが円滑になります。
誤解やトラブルを未然に防ぎ、建設的な対話を続けることができます。
正直者のデメリットとは?
他人を傷つけるリスクがある
正直であるがゆえに、相手の気持ちを考慮せずに率直な意見を述べると、意図せずに相手を傷つけてしまうことがあります。
場面によっては、不必要な摩擦を引き起こす可能性もあります。
これは結構なデメリットです。
どんな相手であれ、相手を傷つけてしまう回答をするのは無駄に敵を作ってしまうことになり思わぬ所で足をすくわれることがあるので絶対にやめた方が良いです。
正直者であると自分が正しいんだという気持ちを持ちやすく、結果自分勝手な性格になっていることも少なくないので注意が必要です。
正論パンチは心の中だけにしておいて、実際に正論パンチを決めるのはやめておきましょう!
社会的なルールとの衝突
社交の場では、丁寧な言い回しや社交辞令が求められることがあります。
正直すぎると、場の空気を読まないと見なされ、評価を下げるリスクがあります。
これは難しい問題で、私も困っていることです。
どこでも誰でも敬語を使って話していれば安全だ、という考え方は正しいと言えば正しいのですが、仲良くなりたい人にも敬語を外す機会を見つけられず、ずっと敬語で話している状態はそれなりにあるのではないでしょうか?
あなたが正直者であり節度を重んじるがため、相手に敬語無しで話すことにためらいを持ってしまうのです。
自分が不利益を被ることがある
正直に自分の考えや気持ちを表明することで、他人からの批判を受けたり、ネガティブな評価をされることがあります。
例えば、面接や交渉の場で弱みを正直に伝えすぎると、不利益を被ることがあります。
このデメリットは本記事を書こうと思ったきっかけです。
仕事においてはなんでもかんでも正直に対応していると損をすることがあります。
なぜなら仕事はチームワークで連帯責任だからです。
例えば仕事を速く終わらせたので、終わらせた時に連絡をするのは正直者としては正しい行為です。
しかし、その結果どうなるか考えてみると休み時間もなくどんどん仕事がふられることになります。
そのほかのチームの人がもし仕事のペースが遅かったり手を抜いている場合、手を抜いているチームメンバーのために無駄に自分が頑張っている状況になります。
他にもどうしてもやりたくない出張の仕事がチームに振られたとき、自分が馬鹿正直に全日程予定が空いていると連絡した場合、他のメンバーがいけなかった場合全日程出張することになります。
道徳的には良いことではないかもしれませんが、私の予定があるかどうかなんて他の人にわかるわけがないので、どうしてもやりたくない出張の仕事ならばそのうちのいくつかの日程は都合が悪いと言うのも一つの手でしょう。
正直に生きているとみんながやりたくない仕事を押し付けられてしまいます。
それすらもこなしてしまうと周りからもすごい人だなと信頼や尊敬されるでしょうが、自分や周りの人もずっと同じ職場にいるとは限りません。
育てた人間関係も職場では転勤、部署替えなどであっさり消えることもあるでしょう。
どこまで自分を正直者として生きるべきなのか、一度考えてみるとよいでしょう。
リスクを取る必要がある場合がある
正直でいることで、自分や他人にとって不都合な真実を告げるリスクがあります。
例えば、仕事上の不正を報告することは、正しい行動である一方で、報復や不利益を被る可能性もあります。
これは私の実体験で経験があります。
仕事で勤怠時間を不正につけている人を内部告発するのは正義感を満たす行為としては正しいかもしれません。
しかしそれをしたところであなたは上司から報奨金をもらえるわけではありません。
報告がばれた場合、最悪報復を喰らい、報復されないまでも嫌なやつだと思われることは免れないでしょう。
自分に得がないのに損する可能性だけは高い。そんなことはやらない方がいいでしょう。
しかし自分の中に正義感や正直者である気持ちがあるならば、不正をそのままにするということ自体がすごく気持ちの悪いことに感じます。
自分の正義感のせいで何のメリットもないことをしてしまいます。
信頼の悪用リスク
正直であることが、他人に悪用されることもあります。
相手が不誠実な場合、正直さが弱点として利用されることもあるので、正直さの使い方には注意が必要です。
これはあいつは仕事熱心で何でもやるからめんどくさい仕事を全部やらせればいいや、と標的にされてしまうことです。
100%悪意を持ってこういうことをする人は少ないですが、あわよくば仕事をやってもらおうとしている人は結構な数存在します。
相手の事を疑いもしない正直者であると相手のいいように扱われてしまうということです。
まとめ
- 正直者は自分のやること、やりたいことがはっきりしており、他人にも見え隠し事がないため信頼されやすい。
- 正直者は長期的な人間関係構築において信頼されやすい
- 正直者であることを利用され、他人にいいように扱われる可能性がある
正直者は馬鹿を見ると言われる正体は、他人に騙された場合、都合がよい存在になってしまう事が一つの理由です。
正直者は実際扱いが難しい一長一短な性格だと感じます。
自分が正直者になってしまった場合、どう正直な気持ちと向き合っていくべきか、今一度考えなおして人生に無駄な負担をかけないように生きたいですね。

