人はどういう時に頑張ろうと思うのか?

頑張る 心理

私たちは日常生活の中で、何度も「頑張ろう」という気持ちになる瞬間に直面します。

けれども、そのモチベーションの源泉は一体何なのでしょうか?多くの人が自分の限界を超えようとする時、どのような要因がその頑張りを引き起こしているのでしょうか。

この記事では、人がどのような状況や心境で「頑張ろう」と決意するのかを、様々な視点から深掘りしていきます。

明確な目標がある時

最も基本的な「頑張ろう」と思う理由の一つは、明確な目標がある時です。

たとえば、試験に合格する、スポーツ大会で優勝する、仕事で昇進する、といった具体的な目標があると、自然と努力を惜しまない気持ちが湧いてきます。

人は目標が見えると、その達成のために努力を集中させる傾向があります。

このような目標志向型のモチベーションは、結果が明確であればあるほど強くなります。

明確な目標がある時はかなり頑張りやすいです。

資格勉強、5kg痩せるといった明確なゴールが決まっているものは到達した時のイメージをつけやすいからだと考えます。

逆にブログで収益を発生させるといった目標はゴールが明確でなく、ブログを始めても長い間クリックは全くされないので、先が長すぎてモチベーションを保つのが厳しいです。

明確な目標を立てることは内発的動機づけと呼ばれる内容の一つです。私の下記記事でも解説しています。

目標達成のためのステップ

目標に向かう途中で、ステップを細かく設定することも重要です。

たとえば、マラソンに挑戦する際には、ただ「完走する」だけではなく、1キロごとにタイムを確認し、自分のペースを調整するように、日々の進捗が視覚化できるとモチベーションが持続しやすくなります。

小さな成功体験を積み重ねることが、最終的な大きな目標に向かう力になるのです。

小さな成功体験を積み重ねる手法は、ゲームでよくやる熱中させるための手法なので効果は絶大です。

世の中にはゲームに熱中する人が多いので多くの人が立証しているとも言えます。

私たちも目標のために小さな目標をいっぱい立てて経験値を稼いで、成功体験を何度も積んで自分の成長にハマっていきましょう!

周囲のサポートや期待がある時

人間は社会的な動物であり、周囲のサポートや期待がある時、頑張る動機が強まります。

家族、友人、同僚、そして上司や教師といった周囲の人々が自分に期待を寄せてくれることで、自分の努力を正当化し、もっと頑張ろうという気持ちが芽生えます。

特に「自分の頑張りが誰かの役に立つ」と感じる場面では、より一層その意欲が強まります。

逆に考えるとわかりやすいです。

自分がやっていることは意味があるのだろうか?と考えるとどんどんやる気が下がっていきます。

自分が頑張っていること自体も大切で、自分が頑張ると他の人に頑張りが伝染し、結果まわりまわって自分のモチベーションを上げやすくなります。

絆とモチベーションの関係

たとえば、親が子供のために一生懸命働いたり、恋人のために何かを成し遂げたいという感情は、個人的な達成感だけでなく愛や絆が背景にあることが多いです。

人間関係の中で築かれた絆が、私たちの頑張る理由として大きな原動力になります。

他人のために頑張ることは思った以上にパワーを生み出してくれます。

特に愛の力はすざましく、人間はなんだかんだ社会性のある生き物なのだと痛感します。

危機感やプレッシャーが高まる時

多くの人が「頑張らなければならない」と思う瞬間に直面するのは、危機感やプレッシャーを感じた時です。

たとえば、締め切りが迫っている時や、難しい状況に追い込まれている時、どうにかして状況を打破しようと頑張り始めます。

プレッシャーは時にストレスとなり得ますが、それが適切な範囲であれば、人間はその圧力に押しつぶされるのではなく、むしろ力に変えることができます。

危機感やプレッシャーで頑張ろうとするのはかなり即効性があり効果抜群な技ですが、諸刃の剣かなと思います。

締め切りギリギリで頑張るにしても、もう締め切りに間に合わないと思ってしまうと頑張りを辞めてしまいます。

この技は頑張りたいときにエナジードリンクを飲むような感じで、たまに使う程度に収めるのが一番良いです。

緊急時のパフォーマンス向上

一部の研究では、適度なストレスやプレッシャーがパフォーマンスを向上させることが示されています。

アスリートが大きな試合前に集中力を高めるように、私たちも重要な場面で力を発揮することができます。

しかし、過度なプレッシャーは逆効果となり、逆にモチベーションを下げることもあるため、バランスが重要です。

自分の成長を感じる時

人は成長実感を得ることで、もっと頑張ろうとする気持ちを抱きます。

たとえば、スポーツや楽器演奏の練習、あるいは学習において、少しずつ上達していると感じられる瞬間が訪れると、その感覚がさらに頑張るエネルギーとなります。

成長の実感は、モチベーションの強力な源泉であり、それを感じ続けることで長期的な努力が可能になります。

成長を実感するとモチベーションが上がるのは私も体感したことがあります。

初めてジムでバーベルを持ち上げて、5日筋肉痛になった時、筋肉痛になったとはいえもう一度ジムで身体を鍛えたいなという頑張りたい感情が産まれて、実際に筋トレのことについて調べるようになりました。

もっと言うと自分が成長しているという気付き力を上げることも重要です。

自分の成長をほめることは何故か意識しないとできないことです。

ちょっと成長してても「まあこれぐらいはね?」というよくわからない言葉で自分をほめる回数が減っていたりします。

この記事の上の方で書いていた通り、小さな成功体験を積み上げることが大事なので、微々たることでも自分をほめる練習をした方がよいでしょう。

成長に対するフィードバックの重要性

自分がどれだけ成長しているかを知るためには、フィードバックが欠かせません。

コーチや教師、あるいは自分自身が振り返りを行うことで、具体的な進歩を確認することができます。

このフィードバックは、小さな成功や改善を積み重ねることで「もっとやればもっと上手くなる」と思わせてくれる力となるのです。

自分がやったことの記録をつけることは大事です。

自分が記録をつけることにより、前回からどれぐらい成長したのかを調べることができ、その記録を他の人に見せ、ここまで頑張れたんだよと言うこともできます。

自分以外の人に進捗をほめてもらうこともけっこうモチベーションが上がるのでよいです。

自己実現や夢に向かう時

人間の最も深い欲求の一つが、自己実現の欲求です。

これは、マズローの欲求階層説でも最上位に位置するもので、自分の可能性を最大限に発揮し、夢や目標を達成したいという強い願望です。

自己実現に向かうプロセスでは、ただの頑張りではなく、心から情熱を持って取り組むことが求められます。

自分はどうしたい?という考えは幼少期からずっとことあるごとにノートなり日記なり作文なりで書かされることです。

経験則ですが、自己実現の内容は時が経つにつれ内容が変化しても構わないです。

時が経てば自分の価値観も何かしら変わっているはずなので、自分の価値観が変わっているならば自己実現の目標が変わってもおかしいことではないと考えます。

自己実現とモチベーションの関係

自己実現に向かう過程では、失敗や挫折もつきものです。

しかし、その失敗を乗り越え、夢に向かって前進することが、やがて大きな達成感をもたらします。

多くの人は、自分が心からやりたいことに取り組んでいる時、自然と「頑張ろう」という気持ちが芽生え、それがモチベーションの源となります。

私も今まさにブログで頑張りたいという気持ちをもって執筆しています。

他人に影響を与えたい時

人はしばしば、他人に良い影響を与えたいと感じた時に、頑張る気持ちを抱きます。

たとえば、リーダーシップを発揮してチームを引っ張ったり、家族や友人を支えたりする時に、自分の行動が他人に良い影響を与えられると信じることで、自然と努力する意欲が湧いてきます。

他人を変えたいと思うならまず自分から。

何かを変えたいと思う時、どこかでエネルギーが産まれるものなのだと感じています。

モデルとしての自覚

特に、他人の目標達成や成長に貢献できる立場にある場合、たとえば教師やリーダーなどは、ロールモデルとしての自覚が頑張りの原動力となることが多いです。

「自分が頑張ることで、誰かの人生が良い方向に進む」という意識は、自己満足だけでなく、他者貢献の喜びにつながります。

困難を乗り越える時

人生には、多くの困難や試練が待ち受けています。

そのような状況に直面した時、私たちはその困難を乗り越えようと頑張る決意をします。

逆境に直面した時こそ、人間の真価が問われる場面です。

困難を乗り越えるために必要なのは、ただの頑張りだけでなく、忍耐力粘り強さも含まれます。

私の実体験で話すと、朝の通勤電車や隣人の騒音など、人生がつらい時にブログを頑張って1日でも働かなくていい身分になりたいと頑張る気持ちになります。

負の感情をモチベーションに変えることもかなりパワーがある方法です。

困難を乗り越えた後の達成感

困難を乗り越えることができた時の達成感は計り知れません。

それは単なる成功以上に、精神的な成長を伴うものです。

多くの人が、逆境を乗り越えた経験から学び、その経験を生かして次のステージでもっと頑張ろうという意欲を持つようになります。

結論:人はどういう時に頑張ろうと思うのか?

人が「頑張ろう」と思う瞬間は、非常に多様です。

明確な目標がある時、周囲の期待やサポートがある時、自己成長や自己実現を感じる時など、それぞれの状況に応じてモチベーションの源は異なります。

しかし、その全てに共通して言えるのは、人は自分の未来に希望を持つ時にこそ、本当に頑張ろうと思えるということです。

私たちは日々の生活の中で、様々な困難や挑戦に直面しますが、それを乗り越えた先にある成功や成長を信じることができれば、どんな時でも頑張ることができるのです。

大切なのは、常に自分自身の中にある希望や目標を見失わず、それを原動力にして進んでいくことです。

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